【ZIPPO Golf Ball】
1965年、ZIPPO社名を冠した最初のゴルフボール「Lquid Center」が発売された。
その後、「SD」「SDX」「Custom Imprinted」「RAM」「Pro Brand」「SPALDING」と、
名称と仕様を少しずつ変更しながら1992年まで販売された。
ゴルフボール自体はOEM。ZIPPO社独自の印刷技術を活かして
ディンプルのあるゴルフボールに企業ロゴやマークをプリントすることができる。
ラウンド時に他のプレーヤーのボールと間違えないよう、ボールには1〜4の数字が入っている。

Liquid Center (1965年〜1969年頃)
Ball
・・・・
オレンジ


 1965年発売。ボール内部のコアがリキッドの、糸巻きゴムを使った最初のZIPPO社ゴルフボール。
 ZIPPOロゴの色は4種類ほどある。1969年の「SDX」発売により終売。
全体 上蓋 下蓋



 4.3cm四方の正立方体の紙箱。以降、これが1個箱の仕様となる。
 上蓋面に保証に関する記載があり、その内容は
 「全米ゴルフ協会の仕様書に一致していること」「市販の人気ブランドのゴルフボールと同等以上の品質であること」
 であり、他のZIPPOアイテムのような無償修理の保証ではない。

 箱前面、後面、上蓋のZIPPOロゴの後ろに®マークが付いた。
 後面に記載されている保証の文面が変更されたが、その内容は依然として品質の良さを謳ったものであり、
 ZIPPO社にとってのゴルフボールのファーストモデルである「Liquid Center」においては、
 1969年頃の販売終了まで無償保証は採用されなかった。



 4.2cm×13.0cm×4.2cmのセロファン付き紙箱。以降、これが3個箱仕様となる(SDX除く)。
 のちにこの箱仕様はベルトバックル(バックルと布製ベルトのセット)にも使用された。
 上蓋と下蓋の構造が異なっており、下蓋はボールの重みで蓋が開かないように「ツメ」が付いている(上蓋はツメ無し)。
 後面に記載されている保証の文面は、1個箱のそれとほぼ同じ。

 箱横面、上蓋、下蓋のZIPPOロゴの後ろに®マークが付いた。
 1個箱同様、後面に記載されている保証の文面が変更された。




  
 3個箱が4箱入ったダース箱。

  
 上の3個箱同様、ZIPPOロゴの後ろに®マークが付いた。

S D (Super Durable) (1966年〜1969年頃)
Ball

オレンジ



 「Liquid Center」発売の翌年である1966年発売。
 ボール内部のコアに新しい合成ゴムを用いて耐久性を高めたセカンドモデル。「SD」はsuper durable(すげー丈夫)の略。
 「ZIPPO−SD」のロゴがプリントされており、ロゴの色は3種類ほどある。後期末には省略形の「Z−SD」(右上)に変更。
 1969年の「SDX」発売により終売。
全体 上蓋 下蓋



 箱の仕様は「Liquid Center」1個箱と同じ。中に入っているボールと同じ番号(1〜4)が箱にも印刷されるようになった
 (「Liquid Center」では、箱を開けないとボール番号が分からなかった)。
 上蓋面に記載されている保証の文面が変更。
 「通常のプレーで、10ラウンド(180ホール)以内にボールが切れる、裂ける等、プレーできない状態になった場合は、
  無料で交換する」
 「SD」以降のモデルにはこの180ホール保証が付いている。

 後面に記載されている保証の文面が変更(加筆)された。



 箱の仕様は「Liquid Center」3個箱と同じ。
 1個箱と同様、後面に180ホール保証が記載されている。

 後面に記載されている保証の文面が変更(加筆)された。
 ちなみに3個箱には、1個箱のようなボール番号は印字されていない(セロファン越しに中が見えるから)。
ダース
  
3個箱が4箱入ったダース箱。

SDX (1969年〜1979年)
Ball
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初期のSDXは
ロゴが刻印ではなくプリント

USA刻印なし


USA刻印あり

 1969年発売。ボール内部のコアの巻き芯を改良し、反発力と耐久性を高めた。
 「ZIPPO−SDX」のロゴが刻印されている。1970年代後半に「USA」の刻印が追加された。
全体 上蓋 下蓋







 SDX発売時に作られたセールスマンサンプル用の箱。白をベースに青文字で商品のセールスポイントが記載されている。
 箱の仕様はZIPPO−SDの1個箱と同じだが、上蓋面に記載されている保証の文面が少し変更された。


 上蓋面に記載されている保証の文面からブレイズデル社長のサインがなくなり、住所表示が加筆された。
3個箱

 それまでの四角柱から八角柱という奇抜な仕様に変更。箱の上下がアコーディオン風に伸縮してボールを取り出す。
 保証文面はSD後期とほぼ同じだが、住所表記にカナダが追加された。
ゴルフボールはZIPPO-SDXとプリントされたSDX初期、箱側面はZIPPOロゴの後ろに®マークがないLiquidCenter前期、箱裏面は4行目に「Any Zippo SD Golf Ball〜」と印字されたSD前期のものが組み合わされた
不思議なカスタマイズ品
企業用にカスタマイズされた3個箱。
ダース
ゴルフボール本体に合わせ、企業用にカスタマイズされたダース箱もあった。
 3個箱が4箱入ったダース箱も仕様変更。
 蓋の部分を折り返すことにより、ボールの構造情報を店頭アイキャッチとしてアピールできる、所謂「即陳ケース」。

Custom Imprinted (RAM) (1979年〜1983年頃)
Ball

1982年の創立50周年記念柄
 1979年、ゴルフボール自体はそれまでのSDXと同じだが、「Zippo Custom Imprinted Golf Ball」と改称され、
 3個箱はSD時代の仕様に戻された。
 1979年から1983年頃迄の間に、箱とボール本体の仕様が少しずつ変更されており、前期(1979年前半)・
 中期(1979年後半〜1982年頃)・後期(1982年頃〜1983年頃)に分かれる(下記、3個箱の欄参照)。
 前期にはボール本体に「ZIPPO−SDX USA」の刻印があったが、
 中期頃、ボールカラーが追加(オレンジとイエロー)されたのと前後して「ZIPPO−SDX USA」の刻印はなくなった。
 そのため、Zippoロゴがプリントされたセールスマンサンプルを除き、ボールだけ見るとZIPPO社のものかどうかの
 区別はつかない。
全体 上蓋 下蓋
1個箱
 緑と白を基本に、下蓋のみオレンジ色の箱に変更。
 箱の上蓋にゴルフボールの製造元であるRAM社の名前が
 「Zippo GOLF BALLS by RAM」というシールとして貼られた。
 保証の文面に「Any Zippo SDX Golf Ball damaged〜」と、SDXであることが明記されている。



 箱の仕様が八角柱から、白と緑を基調にした従来の四角柱に変更。
 後面の保証文面が簡略化された。

 箱の上蓋にゴルフボールの製造元であるRAM社の名前が
 「Zippo GOLF BALLS by RAM」というシールとして貼られた。

 仕様は中期と同じだが、後面の保証文面のフォントと改行位置が変更。
 前面下段Zippoロゴの後ろの®マークが小さくなった。




   
 3個箱同様、前期には「Zippo GOLF BALLS by RAM」のシールがない




  
 蓋面のゴルフボールのイラストに「Zippo GOLF BALLS by RAM」のシールが貼られた。
SDX時代の無地のダース箱と3個箱に「Zippo GOLF BALLS by RAM」のシールだけが貼られたカスタマイズ品。
ゴルフボール本体に合わせ、企業用にカスタマイズされたダース箱。
3個箱には「Zippo GOLF BALLS by RAM」のシールが貼られている。

RAM (1984年頃〜1985年頃)
Ball

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 ゴルフボール自体の変更はなし。

全体 上蓋 下蓋
3個箱
 箱のデザインが「白と緑」から「アイボリーと黒」の配色に変更。シール貼りだったRAMの記載が、印刷になった。
 後面の保証文面の内容、フォント、改行位置はCustom Imprinted(RAM)の後期から変更なし。
ダース
  
3個箱が4箱入ったダース箱。

RAM LASER (1986年頃〜1987年頃)
Ball

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 製造元は引き続きRAM社だが、ゴルフボールの構造が変更された?
全体 上蓋 下蓋
3個箱
 箱の配色がツートンカラーから深緑の単色に変更。
 後面の保証文面の内容は1つ前のRAM(アイボリーと黒の箱)と同じだが、
 改行位置が変更(Custom Imprinted(RAM)の中期と同じ)。
ダース
  
3個箱が4箱入ったダース箱。

PRO BRAND (1987年頃〜1989年頃)
Ball
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 製造元がRAM社からダンロップ社へ変更。
全体 上蓋 下蓋



 箱の配色が黄緑と深緑のツートンカラーに変更。「RAM」の記載がなくなった。
 後面の保証文面の内容、フォント、改行位置はRAM(アイボリーと黒の箱)と同じ。

 前面下段・上蓋・下蓋の「Custom Imprinted by Zippo」のフォントサイズが小さくなり、®マークが大きくなった。
 又、後面の保証文面の改行位置が変更。
 その後、この仕様は1990年からのZIPPO購入者プレゼントに活用された(日本国内のみ)。




  
3個箱が4箱入ったダース箱。

  
上蓋の「Custom Imprinted」の文字幅が広くなった。

SPALDING (1989年頃〜1992年)
Ball
 製造元がSPALDING社に変更。
全体 上蓋 下蓋
1個箱
 1980年代中頃のRAMと同じ配色。



 1980年代中頃のRAM(アイボリーと黒の箱)と同じ配色。外スリーブ付もあった。
 後面の保証文面の内容、フォント、改行位置もRAM(アイボリーと黒の箱)と同じ。

 箱側面にゴルフボールの特長を記載したシールが貼られた。

 箱側面に貼られていたシールがなくなり、シールに記載されていた特長は後面に印刷された。







  
 3個箱が4箱入ったダース箱。箱側面にゴルフボールの特長を記載したシールが貼られていた。

  
 上の3個箱同様、箱側面に貼られていたシールがなくなり、シールに記載されていた特長は側面に印刷された。

SPALDING TOP-FLITE XLU (1991年〜1992年)
Ball
1991年の国際販売会議のロゴが
プリントされたTOP-FLITE XLU
 ゴルフボールの製造元は引き続きSPALDING社だが、1クラス上のゴルフボール「TOP−FLITE XLU」が追加発売された。
 ZIPPO社のゴルフボールへのプリント事業はこのモデルを最後に1992年で終了した。 
全体 上蓋 下蓋
3個箱
 SPALDING社が一般に販売している「TOP−FLITE XLU」の箱をそのまま使い、
 「Custom Imprinted by Zippo」のシールを貼って販売された。
 ZIPPO社独自の「180ホール保証」の表示はこのモデルにはない。

Golf Ball