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各種療法

いろいろな技法はありますが、要は一人ひとりに合った技法を必要に応じて使うことが大切と考えています。CBTがうつ病に有効であっても、それだけでは改善に向かわない人だっています。その前に、過去の自分(インナーチャイルド)を癒す作業が必要な人もいるように・・・

いくつか紹介します。

箱庭療法

箱庭療法

20100811213431.jpg内面を青く塗った52×72×17cmの箱に、さらさら
の砂(とても気持ちいいです)が入っています。
砂で山を作ったり、掘って海や川もできます。


20100811213642.jpg右の棚には人・動物・木・花・乗物・建物・橋・柵・石・怪獣などの玩具がたくさんあります。
人間には男の人・女の人・子ども、他に兵隊やインディアン・警官・・・
動物にはキリン・馬・ライオン・鳥・魚・蛇・・・
これらの玩具の中から好きなものを砂箱に置いて作品(一つの世界)を作るのです。
絵を描くよりも簡単ですね。
私たちに、もともと備わっている自己治癒力を最大限に生かし、治療していこうというものです。
初回の箱庭には、治療の手がかりを知るために有効なものが表現されていることが多いです。
セラピストの受容的態度に支えられてクライエントはより深い部分へと表現でき、治療が展開されていくというものです。
言語を必要としないので、話すのが苦手な人や子どもにもとっつきやすく、治療効果も大きいです。

交流分析(TA)

交流分析(TA)

「エゴグラム」って知っている人は多いと思います。
私たちの心の中に「三つの自分」=P(親)A(大人)C(子ども)が住んでいて、各々の精神的エネルギーの量を目に見えるグラフで表して考えようというものです。気づきも大きいです。

①自我状態の構造分析(自我状態、エゴグラム)
②やりとり分析(交流パターン分析)
③心理ゲーム分析
④人生脚本の分析
他に、ストローク、時間の構造化、基本的構えなどの理論がありますが、要は、自分を知り、自分自身を変えることによって、人とのコミュニケーションの改善をし、よりよい生き方を模索していこうというものです。

認知行動療法(CBT)

認知行動療法(CBT)

私たちには少なからず考え方の癖があります。たとえば「マイナス思考」「白黒思考」。それがために生きにくいということはありませんか? その歪んだ認知を合理的な思考・行動に変えていこうというセラピーです。
もともとは、うつ病の治療に効果的と言われていましたが、今や多くのことに有効性が明らかになってきました。
このセラピーはセラピストとクライエントがチームを組んで、解決したい問題に向かって協同作業をすることが必要です。実は新しい言葉も出てきます。ホームワークといって宿題も出ます。
でも、ご安心ください。分かりやすく説明しますから。
そうして一緒にやっていき、終結段階になると「自己治療」することが可能となり、結局は「再発予防」につながるということです。
うつ病やパニック障害に長年苦しんでおられる方、一度やってみませんか?